北広島環境市民の会に講師として参加

2015.04.27

2015年4月5日 弊社取締役部長横山教之が北広島環境市民の会主催の「資源回収についての学習会」に北広島市役所環境課高山主事と共に講師として参加しました。


北広島環境市民の会とは
北 広島市の環境をより良い状態で次の世代に引き継ごうと、2004年(平成16年)に故・神山(こうやま)桂一北大名誉教授を中心に設立されました。ごみの減 量化とリサイクルに関する知識・技術の普及、市内の環境問題にかかわる個人・団体とのネットワークづくりに取り組んでいます。


IMG_0132-1 講演からの抜粋
古紙リサイクルの「現状」と「これから」と題し、古紙リサイクルの仕組み、古紙の市況について、古紙の分別・品目などについて説明いたしました。
 当社北広島エコファクトリーが北広島市をはじめ、全道の幅広い廃棄物リサイクルの受け皿として開設15年を迎えるにあたり、改めて当社の事業説明もいたしました。
①古紙リサイクルの仕組み
 古紙のリサイクルは、排出者である市民・企業、それらを集める資源回収業者・清掃業者、古紙を製紙原料(商品)として選別・加工する当社のような古紙問屋、製紙原料を原料として利用し紙製品を製造IMG_0128-1する製紙工場、それら紙製品を使用する市民・企業という役割分担による「環(わ)」で成り立っていることを図解で説明。
②古紙の市況について
 古紙をはじめとする資源物は、経済情勢や市況によってその価値が変わる相場商品であり、古紙が余ったり、足りなくなったりという需給のバランスは市場原理からその価値にダイレクトに影響を及ぼします。資源回収業者の回収コスト、古紙問屋の製造コストなどが大きく関係して古紙相場が形成されているという前置きをしたうえで、一人あたりの紙の年間消費量、古紙回収率、紙の生産量などデータを提示してわかりやすく説明。

古紙の分別・品目などについて
 集団資源回収という日本独特の優れた分別回収システムが紙の品質に大きく寄与できていることが、これまで古紙のリサイクルが浸透してきた大きな理由であること、特に徹底した古紙の分別、禁忌品の除去、行政からの支援、市民の理解・協力があったからこそであることを説明。
※禁忌品については、「古紙再生促進センター」のホームページを参考にしてください。